教会にはローマ・カトリック、東方正教会、聖公会、プロテスタントなど様々な教派がありますが、それぞれの神学的な理解に従って教会を治める為、大きな枠組みとして以下のように違った三つの政治形態を採用しています。
・監督制
・長老制
・会衆制
プロテスタントの中でも改革派・長老派の流れを汲む教会は長老制を採っており、日本キリスト教会も同じく長老制を採っています。この長老制において各個教会は数名の長老(役職名)によって構成される会議体(通常、「小会」と呼ばれる)を中心に運営されます。
府中中河原伝道所は現在、このような小会が形成されてない為「伝道所」という名称を付けています。
また、これはヨーロッパの諸改革派教会とは違い、日本における特殊な事情から生まれて来た名称です。
あるキリスト者の家庭集会で何人かのキリスト者が集まり、御言葉の解き明かしと聖礼典が行われるが、諸事情により、長老が立てられず小会が形成されていない場合、伝道所になります。
ちなみに、日本キリスト教会以外の改革派・長老派の流れを汲む教派でもこの名称が一般的に用いられています。